認知症 食べ物
認知症と食べ物、食事には関係性があるという事がわかってきています。例えば脂肪につながる肉類、油類に食事が偏ることで高血圧の体質になり認知症に繋がりやすくなってしまうという悪い連鎖が始まってしまいます。また、油類だけではなく、塩分の取りすぎも体を老化させる原因となり、脳の老いを早めてしまうと考えられます。
食事では好き嫌いがある方はなかなか難しいですが、バランスが大切になります。肉が良くないからといって、まったく食べないという事ではなく、肉と魚をバランスよくとり、野菜、海藻など、よく言われることですが、食事の品目を多くしてバランスをとることが必要でしょう。
認知症と診断された場合でも、もともと、偏食傾向で食生活を送っていた方の場合、日常の食生活を改めて見直してバランスの良い食生活をすることで、認知症が良くなる傾向にあるという調査もあるようです。
厚生労働省が策定している日本の栄養所要量によるとバランスのよい食事とは、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルをとるようにしましょう。ミネラルは多量ミネラルとしてナトリウムやカリウム・カルシウム・マグネシウム・リンがあります。微量ミネラルとしては、鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・クロムなどがあります。
一般に生活していると、メニューという形で食事を表現することは多いと思います。例えば今日はカレーが食べたいとは、今日は焼肉にしょう!などです。しかしその中でどのくらいバランスよく、厚生労働省が策定している日本の栄養所要量が含まれているかを知ることは、非常に難しいのではないでしょうか。
日常のメニューの中で大まかにでも、どのくらいの栄養を取得できているかがわかれば、バランスのよい食生活を意識的に心がけることが出来るようになるのではないでしょうか。
若い間はまったく気にならなくても、実は若いときからの食生活がのちのちの認知症にも関わってくると考えられるでしょう。